2014年3月23日日曜日

三月二十三日 廃墟

ようやく辿り着いた九階、息を整え外を眺めると、巨大な廃墟が広がっていた。


コンクリートの残骸、剥き出しの鉄骨。錆だらけのショベルカーがあちこちに放置されている。


時が止まったような光景が眼下に広がり、足がすくむ。


「毛が逆立っちまう」珍しくウサギも怖がっている。


春の風も、廃墟には届かない。