2012年9月15日土曜日

無題

そこは象の背中の上だった。「おはよう」と、象は鼻をこちらに伸ばして挨拶してくれた。


「ぼくはどうしてきみの背中に乗っているんだろう?」


象は「まあ、いいさ」とでも言うように、ゆっくり歩いている。明日はキリンかもしれないな。


こうしてぼくは毎朝違う景色を知る。



9月14日ついのべの日 お題