2012年6月12日火曜日

夢 第十四夜

鉄パイプで出来た薄い坂道に、身体を挟まれるように滑り降りていくと、汚れた便所に出た。


緑色の土器のような小さな人がいる。


それは私の分身のようなものであると瞬時に把握するが、「分身のようなもの」であって、「私」ではなく「私の子」でもない。


しばらく分身のようなものと対峙していたが、すぐに薄い坂道に滑り落ちてしまう。