2010年8月17日火曜日

星をひろった話

巨大な金平糖をひろったのだ。ところが舐めてみてもちっとも甘くない。金平糖ではないようだ。
がっかりしながら、すれ違う人に一々「これは何ですかね?」と尋ねれば、一様に「星ではないですかね?」と答える。
誰に訊いてもそう答えが返ってくるのだから、星なのかもしれない。星だという気がしてきた。
家に持って帰って机に置いたら、先に拾った河原の石ころを苛めるので、よくよく叱り付けておいた。