2005年11月25日金曜日

雨干し

待ち望んでいた雨がやってきた。
女は一斉に外へ出て、服を脱ぎ捨て雨を浴びる。
男には苦痛でしかない雨。
それは痛くて強くて悲しすぎる。
声も出さずに身を縮こませて、ようやくやり過ごす。
雨が去り、女が戻ると家も町も、ほんのり色づく。
雨の香りを身に纏った女に抱かれ、男はようやく心安らぐ。