2004年3月11日木曜日

秋のある暑い朝、青空に赤い雲が現れるころ
あたしはあいつの足に「アイシテル」と挨拶した。
朝顔と紫陽花が「あらまあ、あこぎなこと」とあしらったので
あたしとあいつは雨宿りと相なった。
あいつの網にかかった虻の味は甘かった。