2004年2月29日日曜日

ピーマン

「ここのピーマンは肉詰め専用です」
とピーマン農家のおじさんが言った。
「肉が詰まった品種なのです。突然変異でできました。わが家はピーマンの肉詰めをよく食べるので大助かりですよ」
ピーマン農家のおじさんは愉快そうに笑ったがちっとも愉快ではない。
収穫した肉入りピーマンでピーマンの肉詰めを焼く。
焼くだけでいいから、楽と言えば楽だが、切るときの感触はなんともグロテスクである。
そうしてできあがったピーマンの肉詰めの並んだ大皿を眺めていたらアレをやりたくなった。
神経衰弱。