2003年7月9日水曜日

コウモリの家

��ラングレヌス」
いくら呼んでも小父さんがやってくる気配はなかった。
どうしたんだろう。ちょっと不安になってきた。
今までこんなことは一度もなかったから。
しばらくするとフクロウだけやってきた。
「小父さんは?」
{コウモリが来ない}
「それで来れないの?」
フクロウは頷いた。
「コウモリはどうしちゃったんだろう?」
フクロウは言った。
{コウモリの家へ!}
え?コウモリの家に行くの?
するとフクロウはたちまち大きくなった。
{さあ、わしの背中へ!}

コウモリの家は遠かった。そして暗かった。
コウモリは家で踊っていた。大きな声で歌いながら。
「心配したんだよ!」
コウモリは赤面しながら決まり悪そうにした。
本当は暗くてよくわからなかったんだけど。