2002年12月27日金曜日

A ROC ON A PAVEMENT

いつもの道にちょっと大きな石があった。
道のまんなかにわざと置いたようで気になった。
翌日もまったく同じ場所に石はあった。
しかし、同じ石がもう一つ積んであった。
何度も確かめたがやっぱり同じ石が二つ重なっている。
一日ごとに石は高くなっていき、一月もすると人の背丈をはるかに越えた。
町は大騒ぎになったが、何をしても石は崩れなかった。
ある日、石は跡形もなく消えていた。
そのかわり、町にはウサギが大発生した。
もちろん、みんな同じ顔をしている。