2002年7月7日日曜日

セピア色のタイムマシン

十数年ぶりに一冊の文庫本を取り出した。
すっかり茶けた頁から、古い文庫本の匂いの中に
微かなコーヒーの香りを見つけた。
「ああ、〔La Voie lactee〕だ・・・」
久しぶりに行ってみようか。
あの頃と同じ時刻に、同じ本を持って。
そして、窓際のあの席で待つのだ。